最近ではテレビや雑誌でよく目にするようになった「マルタ島」。日本の新たな観光地として、注目されるようになってからまだ日は浅く、マルタを詳しく知っている人は少ない。
・マルタってどこにあるの?
・時差はどれくらい?
・有名な観光地はどこ!?
僕も以前までは「マルタってなんだろう」と思っていました。日本から遠いのかななど何も知りませんでした。
そんな僕でしたが学生時代、友達におすすめされ何も知らずに初めてマルタに渡ってから圧倒的な魅力を知ってしまい、そこから毎日マルタの情報や観光名所について英語のサイトや観光本を読み記事を書いてきたので断言できることがあります。
死ぬまでに一度は行くべき国です!
まだマルタを行ったことのないあなたがこの記事を見ただけでマルタの魅力がまるわかり出来るように魅力をたっぷりとご紹介していきます。
この記事を監修している編集者
「布団の中からマルタ」編集長。学生の頃、マルタ長期留学を経験。以前までマルタで暮らしており、現在は、留学サポートや365日マルタの情報を確認。今後は観光本の出版、マルタで永住権取得&会社設立予定。
マルタってどんな国?
- 国名:マルタ共和国
- 国歌:マルタ賛歌(L-Innu Malti)
- 面積:316平方キロメートル
- 人口:推定51万人(2019)
- 首都:バレッタ
- 宗教:カトリック
- 言語:英語・マルタ語
マルタはヨーロッパ人がバカンスとして訪れるリゾート地としても需要が高い国です。その天候や街の美しさ、有数のビーチなど来る人を魅了してまた来たいと思わせてくれる世界観があります。
マルタの呼び方
- マルタ
- マルタ島
- マルタ共和国
- マルタ本島
マルタには、様々な呼び方があってどれが正解かわからないと感じる方もいるかもしれません。しかし、どの呼び方も間違いではなく、どれも正しいのであなたが「これがいい」と思う呼び方で問題はありません。
言語 | 表記 |
マルタ語 | Repubblika ta’Malta |
英語 | Republic of Malta |
日本語 | マルタ共和国 |
日本の政治とは異なり、マルタでは共和制が採用されています。フランスや中国のような国の正式名称に共和国(Republic)が付いている国の場合、一目瞭然で共和制をとっていることがわかりますが、アメリカやインドのような国名に共和国が付いていない国も、共和制の国家もあります。
「共和制」とは、国王や天皇がいない国のことで、現在多くの国が共和制の国家体制をとっています。
なぜマルタ島/本島と呼ばれるのか
マルタは3つの島から成る国家です。
聞いた人がどの島の話をしているのか分かりやすくするためにマルタ島やマルタ本島という呼び方で話す人もいます。英語でも本島のことを「マルタアイランド」なんて言ったりもします。それぞれの島に特徴があり、どの島も観光地として有名です。マルタ観光をする際はゴゾ、コミノ島に観光に行く際は必ず、フェリーに乗ります。
マルタってどこにあるの?
マルタは地中海に浮かぶ、東京23区よりも小さい島国です。イタリアが最も近い国となり、イタリアの食文化や輸入品などの多くがマルタに入ってきています。
イタリアからの輸入コストがあまりかからないのでパスタやピザ、チーズ、ワイン、レモンなどは物価が日本に比べて安く楽しめます!
日本人がハワイやグアムに行くようにヨーロッパ諸国に住む人々にリゾート地として人気が高いです。街並みが世界遺産であることや海に囲まれた水の都であるため『地中海の宝石』とも呼ばれています。
日本からのアクセス
現在、日本からの直通便はありません。
そのため、マルタへと繋がっているヨーロッパの主要都市、またはトルコやカタールなどの国からマルタへの国際線に乗り継ぐのが一般的です。乗り継ぎや利用する航空会社によって時間は異なりますが14時間から18時間はかかります。
イスタンブール 2時間半 | カタール 6時間 |
ドバイ 8時間 | フィンランド 4時間 |
アムステルダム 3時間 | フランクフルト 3時間 |
ロンドン 3時間半 | パリ 3時間 |
ブリュッセル 3時間 | チューリッヒ 2時間半 |
ウィーン 2時間半 | ローマ 1時間半 |
航空会社
- ANA
- JAL
- 大韓航空
- ターキッシュエアラインズ
- カタール航空
- エミレーツ航空
- ルフトハンザドイツ航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ
- アリタリア航空
マルタに行く際には航空会社は数多くありますが、LCC(ローコストキャリア)はあまりおすすめしません。ただでさえ疲れる長旅で席の間隔が狭かったり機内食が出ないなどはストレスが2重で溜まってしまう可能性が高いです。
格安航空のことで、使用機材を統一を統一することで乗員や整備に関わる費用を抑え、特定区間に限定した運航や着陸料の安い空港を利用し、機内サービスを有料化するなど運航経費の軽減出来る。そのため運賃が安くなるものの、機内に預ける荷物が有料であったり使用空港によっては乗り継ぎが不便であったり、欠航が多く、返金もないなどデメリットもある。
僕自身、よくドバイ経由でマルタに向かいます。ドバイやイスタンブール経由はヨーロッパ経由よりも安い値段でマルタに行けますし、サービスも良いのでカタール空港を使っています。
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マルタと日本の時差
基本的にはマルタと日本の時差は7~8時間となっています。なぜ、基本的になるかというとサマータイムが関係してきます。
期 間 | 時 差 | |
サマータイム | 3月の最終 日曜~10月最終日曜 | -7時間 |
通常の時差 | 上記以外の期間 | – 8時間 |
例えば、日本が4月1日の朝9時の時、マルタでは4月1日朝2時です。
欧州や欧米などで採用されている「サマータイム」という制度をマルタでも実施しています。
時期によって時差が変わり、1時間のずれが生じるのであなたが旅行に考えている時期の時間を知っておきましょう。
マルタの気候
マルタは地中海にあり、その地方に代表される一年中安定した温帯気候のため理想的な気候と言えます。偏西風の影響を受ける冬は温暖・多湿、亜熱帯高気圧に支配されますが、夏は高温・乾燥しており1年と通して過ごしやすい。地中海性気候(温暖夏季少雨気候)と呼ばれる、日本と同じように四季がはっきりしている気候です。
陽気な国と呼ばれる天候
国 | 雨が降る日数 |
マルタ | 平均47日 |
日本 | 平気93日 |
このグラフは「マルタの晴れの日、雨の日」をまとめたものです。
マルタは平均的に年間47日しか雨の日がないんです!
つまり、最低でも300日以上は晴れの日ということになります。
雨の日になると子供のみならず大人までも大喜びをするよ!
マルタ人が教えてくれました。自分は雨の日、布団から出るのも嫌なのに大喜びなんて変な感覚でした。
陽気で社交的な人が多い理由はこういった環境面も大きな要因となっています。
マルタの国旗
白と赤のシンプルな構成であり、この2色の配色は日本の国旗と同じです。それぞれの色には意味が込められています。
白の意味 | 赤の意味 |
「平和」と「正義の潔白」を連想させる色 | 「情熱」と「犠牲」を連想させる色 |
クリーンなイメージとして平和をあらわす | 勝利をイメージさせる |
苦しみを理解する | メンタルを刺激する |
神聖な場所 | 情熱的 |
威厳がある | 愛情深い |
左上部にある十字はイギリスのジョージ・クロスといわれるものです。マルタがナチス・ドイツと闘い、その功績を認められ、忠実な姿勢と人命救助に強くつとめた栄誉を讃え、1942年にイギリス国王のジョージ6世からジョージ・クロスを贈られたことに由来があります。
マルタ十字と呼ばれる紋章
マルタ十字はそれぞれの先端がさらに分かれ、8つの頂点を持つことが特徴的です。
この紋章は11世紀のイタリアの小共和国であるアマルフィの象徴として使用され、キリスト教の騎士修道会である聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士団)の象徴とされ、鎧の装備などにも見られる模様となっています。
マルタの交通事情
マルタの人々は穏やかな性格として知られていますが車の運転となると別人のように変わります。
1日中クラクションの音を聞くことに驚くでしょう。マルタでは1人当たりの自動車数はヨーロッパで上位に位置し、ほとんどの家庭で自動車を所有しています。2016年6月時点では、公認自動車の台数は352,671台であり、2019年で成人が365,127人と国家統計局は報告しているため、ほぼ全員の成人が自動車を保有していることになるのです。
マルタにはガードレールのない道も多いので車通りには十分注意しましょう。
マルタには電車が通っていない
マルタには電車が通っていないので島内の移動はタクシーかバスになります。
そのため、ラッシュアワー(通勤時間)となる
- 午前7時から8時ごろ
- 午後4時から5時ごろ
この時間は基本的にいつも混雑していますので観光などの際は注意が必要です。
唯一、それらしき電車が街中を走るファントレインという観光を楽しむための乗り物もあるので歩くことに疲れたら是非使ってみてください。
マルタの面積と人口
マルタの広さは316平方キロメートル(東京23区の3分の1ほどの面積からなる小さな国)で約44万人が暮らしているため1平方キロメートル人口密度は世界で7番目に位置しています。
気になるマルタの治安
マルタは全体的に治安が良く、ヨーロッパ諸国の中でも犯罪発生率の低い国家です。そのため、治安の悪さから事件やトラブルに巻き込まれるのが不安な人でも、他のヨーロッパに比べると安心して楽しめるでしょう。
マルタは治安の良い国ですが中には治安の悪いエリアもあります。観光客に人気のクラブやバーが多い『パーチャビル』では注意が必要で、僕がクラブで楽しんでいる際、友人がバッグのソファの上に置いたまま、ホールで踊っていたところ、財布から携帯まで取られていました。その後、警察に紛失届を出す手続きをしましたが対応が遅く、日本の素晴らしさを再確認する出来事でした。
マルタは治安がいい国ですが日本ではありません。気を抜きすぎるとスリや置き引きなどの盗難被害に遭う可能性は十分にあるので、貴重品の管理には気をつけましょう。マルタにはヨーロッパから観光に訪れる人が多いのでマルタ国外の人に取られるケースもあります。財布には最低限の現金を入れて小銭は別にして持ち歩いたり、貴重品はホテルの金庫に置いてくる対策や肌身離さず身に付けるなどの工夫をすると安心ですね。
マルタで使われているお金
現在、マルタの通貨はユーロ(€)です。2004年5月1日に欧州連合(EU)に加盟した4年後の2008年の1月1日からユーロが公式通貨として採用されました。
以前までは、マルタリラ(Lm)が流通していた通貨でしたが完全に廃止となり、ユーロがマルタで使用される唯一の通貨となっています。
マルタで話される言語
マルタではマルタ語・英語が使われます。公用語は2つありますが、マルタで暮らしていた際にマルタ語を話せなくて困ることは特にありませんでした。店員さんとの会話やデパートのアナウンスでも英語が流れるからです。人々も会話を英語ですることが出来るので必要性は特にはなかったです。
1964年にマルタが独立した後に、英語とマルタ語の両方が正式な地位を与えられました。独立前、最後の植民地であったイギリスの言語が英語であったことや独立宣言は「自国の文化を持つための独立」をしたので、このように2つの言語が公用語になったと言われています。
公用語であるため義務教育に英語が組み込まれているのでマルタ人は英語がしっかりと話せます。
マルタの食べ物
安くて有名なワイン
イタリア産のワインが多く店内に並び、ヨーロッパから南米まで世界中のワインが売られています。スーパーではディスカウント価格(割引値)で売られているので約485円で購入できてしまいます。
マルタでは日本で味わうことが出来ない上質な1本を低価格で飲めます。たくさんの銘柄があるので選ぶのが一苦労。赤ワインを温めた、ホットワインやスライスしたオレンジやブルーベリーなどの果物と甘味料を入れ、風味付けとしてブランデーを加え一晩寝かせて作るサングリア等の様々な飲み方が楽しめるのも魅力ですね。
マルタ人がワインを好んで飲むためワインに関するお祭りがあるのも特徴的です!
日本に馴染みのないウサギ肉
マルタでは「ウサギ肉」がスーパーに売られ、レストランなどでも食べることができます。 日本では、馴染みのない食材ですが、主にフランスやスペイン、マルタなどヨーロッパ地方でウサギ肉は食べられています。
マルタの物価
目的によって気になる物価は異なるかと思いますが各分野で日本と少し安いかほとんど変わらない程度の物価です。
そのため、神経質になりすぎる必要もありません。例えば、マルタで外食をする際にかかる相場が以下のようになります。
日本よりもシーフード料理の質が高く、マルシャシュロックなどの海沿いで食べる料理は値段以上のクオリティです。また、イタリアがそばにあることからパスタやピザも絶品でした!
マルタの飲み物
水道水を飲むには注意
海外企業が販売している水(Volvic、CRYSTAL GEYSERなど)は味が違い美味しくないと感じたことありませんか?
それは軟水と硬水の違いです。
国 | 水道から出てくる水 |
日本 | 軟水 |
マルタ | 硬水 |
日本を含むアジア圏の国々やイギリスなど島国は基本的に「軟水」ですがマルタなどヨーロッパの国々は基本的に「硬水」を使用しています。マルタも島国ですが水道水は硬水なんです。普段慣れていない水で体調が悪くなったりするケースもあるので不安の人はスーパーで軟水を買うとよいです。
特に気にならない方はそのまま飲んでしまって水質上問題はありません。
伝統的なビール CISK
マルタの中で不動の人気No.1プレミアムラガービールが「CISK(チスク)」。世界最高峰と名高いワールドビアカップ2002において、ヨーロッパスタイルラガー部門金賞に選出されている折り紙付きの味わい。芳醇なホップの香りと上品な苦味、そしてスムーズな飲み口とキレのあるのど越しが特徴的で、普通に飲むもよし、様々な料理の良さを最大限に引き出してくれる役割もあります。
様々な味があるのでビールが苦手な僕でも飲みやすかったです!
伝統的な飲料 Kinnie
マルタには古くから国民に愛され、今では国を代表する飲料となった Kinnie (キニー)というブランドがあります。
キニーはマルタ国内で生産、販売されている炭酸飲料のソフトドリンク。コーラのように茶色いの飲み物でアルコールは入っておらず、子供から大人まで味わうことが出来きます。
「地中海の古典」の愛称を持ち、マルタの思い出の味になることでしょう。
知っておきたい マルタの伝統
美しすぎる ゴゾ・イムディーナグラス
マルタにはゴゾグラス、バレッタグラスなどが有名で、中でも随一の規模を誇るのが「イムディーナガラス」。お土産としても人気が高く、日本の有名人や海外のセレブ達がこぞって購入している品です。
海を彩る ルッツ
ルッツとは木製の漁師が魚を取るための小型船です。手を伸ばせば海面に触れられる距離で海と非常に近いです。また、木製なので船の重心がとても大切になり、波の振動によって体が上下左右するのも特徴的。ルッツを所有する家族の伝統によって、色の組み合わせは異なり、それぞれの色には意味もあります。
マルタのおすすめ観光スポット
有名な教会 聖ヨハネ大聖堂
バロック建築の最高の例の1つであり、ヨーロッパ全土の中で最も美しい大聖堂の1つです。1578年に聖ヨハネ騎士団が騎士団長の公邸となる宮殿であり、騎士団員の精神的支柱となる聖堂を建てました。マルタ人建築家のジェラーロモ・カッサールによって設計され、5年の年月をかけて完成しました。正式名称は「聖ヨハネ准司教座聖堂」です。
内部は想像もつかない造りで、大聖堂自体は見事な芸術作品として考えれています。聖堂内のほとんどのものは、金、銀、大理石が素材です。
まるで船が飛んでいる コミノ島
コミノ島には、ブルーラグーンというマルタの中でも有名なビーチスポットがあります。特徴はエメラルドグリーンの海に光が差すと海底まで透けて見え、乳白色の水色にも見えるので
- 宙に船が浮かんでいる!
- 船が空を飛んでいる!
そんな現象を体験できるのがブルーラグーンです。
地元民の遊び場 セントピーターズプール
地元民がこぞって遊びに来る自然の遊びでマルタで有名なビーチの一つである「セントピーターズプール」。プールという名前ですが海の青がとても美しいスポット。
ビーチと聞くと砂浜を連想しますが、砂浜はなく、飛び込みを楽しむ場所となっています。
最後に
マルタにはマルタ本島やゴゾ島、コミノ島など見どころが盛りだくさんです。見たい場所や観光地、レストランの時間は欠かせないと思うのですが、なかなか時間を取られてしまうのがお土産選び。誰に買おうか決めていなかったり、この人に買いたいものが全然見つからない!なんてことは旅行あるあるですよね。しかし、限られたマルタの時間を1秒も無駄にしてほしくはありません。
そのため、お土産の時間選びを無くすためにネットから余裕があるときにゆったりとお土産選びをする選択肢も考えてみてください。
- 観光の時間に専念できる
- 帰りのキャリーケースのスペースを確保
- 入りきらないお土産の海外郵送手数料の削減
- 日本に帰ってから買いそびれた人に買える
- マルタには売っていないオリジナルTシャツが購入できる
せっかく食べたいレストランのご飯を我慢したり、お土産でキャリーが重くなり余分なスペースを必要とすることが悩みだったけど「マルタ市場」を知ってからはそういった悩みが解消しちゃうよ!
\ マルタ専門のECサイト /
観光地やリゾート地の印象が強いですが、実は留学やアウトドアでも人気を集めています。語学学校も40以上あり、日常会話からビジネス英語に特化したコースまで種類も豊富です。
アクティビティでは、マルタの観光名所を眺めながら走るマルタ国際マラソンや断崖の地形を活かしたロッククライミングも盛んなのであなたの目的にあったマルタでの素敵な時間になれば幸せです。
こちらからは以上です。
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