【マルタの伝統漁船!】船に目がある?ルッツに込められた願いとは?

 

マルタのバスや十字架などと同様に

マルタの象徴的な存在となっているのが、

伝統漁船 Luzzu

ルッツ

カラフルで鮮やかな色合いの船にはどんな意味が込められているのでしょうか。

模様の意味やルッツが見られる場所などを紹介していきます。



そもそも、ルッツって?

木製の漁師が魚を取るための小型船です。

手を伸ばせば海面に触れられる距離で海と非常に近いです。

また、木製なので船の重心がとても大切になり、波の振動によって体が上下左右するのも特徴です。

注意!

船酔いしやすい方は薬を飲むなどの事前対策をすることをおススメします。

カラフルな色の意味

ルッツを所有する家族の伝統によって、色の組み合わせは異なります。

一般的に緑、青、赤、黄色の明るい色が使用され、次のような意味が込められています。

 = 土地

 = 

 = マルタを象徴する色

 = 太陽

ルッツの基本的な配色はこれらの色です。

ルッツに刻まれた模様の意味

日本でも家紋があるように各家族を表すシンボル的な模様をマルタではルッツに入れます。模様は人目に付く場所ではなく簡単には見えないような場所に描かれています。

どんな模様がある?
  • 昇る太陽
  • マルタ十字架
  • 流れ星
  • ライオンなど

これらのシンボルが描かれています。

また、カトリックの宗教的な記章も一般的で、

平和の根源の象徴の鳩、オリーブの枝、

キリスト教の代表的なシンボルである

子羊が人気のようです。

ルッツを見る機会がある際にはこういったシンボルを探すことも魅力の一つで持ち主がどういった思いをルッツに込めているかわかります。

船に込められた”目”とは?

船の前方に”目の模様”があります。

シンボルとなる目の模様を導入したのは遥か昔にマルタを支配していたフェニキア人の頃まで遡るので2つの説があります。

  1. 古代エジプト神話に登場する「冥界(死者の世界)の王、オシリスの目」であり、冥界の王に乗っていることによって死から漁師を保護しているという考え
  2. 古代エジプト神話で女神イシスとオシリスの間に生まれた「天空と太陽の神、ホルスの目」であり、嵐などの自然災害から漁師を保護しているという考え

①の説が有力と言われていますが目のシンボルにはどちらも海の危険から漁師を守る意味が込められています。

地元の人々は、目で凝視することで悪いことを避け、良い漁獲が出来ていると信じています。

どこから来たのか知ることが出来る?

マルタ語でmustaċċ(髭)と呼ばれる部分があり、色の違いでどこから来ているのかすぐにわかるようになっています。

  • 赤色は、St Paul’s Bayからのボート
  • レモンイエローはMsidaまたはSt Julian’s
  • 黄土色のイエローは、MarsaxlokkおよびMarsascala
  • 黒く塗られたときは家族の死を慈しむことを意味します。

写真はマルシャシュロックで撮影したので黄土色のイエローとなっています。

 

マルタ人の造船技術は高い

地中海の荒れた海でも耐えることができる、丈夫な造りとなっています。

ほとんどの漁師は、日本で一般的に利用されているグラスファイバーボートよりも巧みに作られたルッツを好んでいるようです。

 

ルッツを見られる場所は?

①マルシャシュロック  ★★★★★

漁師たちは夜明け前に海に出て、地元のレストランやマルサシュロックの魚市場開催に向けた漁を始めます

毎日、ルッツが行き来している港で日曜日には大規模な市場が毎週のように開催され、魚はもちろん、伝統的な手作りレースやマルタ蜂蜜など、地元のお土産を買うこともできます。

古くからの港の風景を目にすることが出来ますし、ルッツが多数停泊しているので写真を撮るのにとてもおススメです。

②スピノーラ湾 ★★★★☆

マルシャシュロックほどのルッツは停泊していないもののアクセスの面で簡単に訪れることが出来るのがスピノーラ湾です。

活気があるというよりは落ち着いた雰囲気が流れているのでゆったりとした時間を過ごすことが出来ます。

【なんで反対なの?】スピノーラ湾のLOVEに込められた思い

漁師が乗っているルッツを体験!

出発も到着もマルシャシュロックの航路で漁師のルッツを体験することが出来ます。

料金は5€でした。

 

最後に

ルッツには漁師やその帰りを待つ家族の願いなど様々な思いが込められています。

何も知らずに見ると全部が同じ造りに見えましたがよく見てみると1艘ごとに模様も色も違うのでルッツをさらに楽しむためによく見てみると面白いかもしれません。

 

こちらからは以上です。