布団の中からマルタを検索
藤井 浩久
編集長
マルタと布団の中をこよなく愛し、365日マルタに関する情報をチェックしている人間。「布団の中からマルタ」を訪れた方がより時間をマルタで過ごせるように日々情報発信中。

猫好きの天国!マルタにはなぜ人口より多くの猫が暮らしているの?

地中海の真ん中に位置している秘境と呼ばれる「マルタ共和国」。 マルタにはヨーロッパ人がバカンスとして訪れるリゾート地としても需要が高い国のひとつ。その天候や街の美しさ、有数のビーチなど来る人を魅了してまた来たいと思わせてくれる世界観があります。

国連の最新データによると、2021年のマルタの人口は442,948人ですが、猫の人口は約2倍の70万匹が暮らしていると言われています。国立競技場で満員ライブを14回やっても入りきらないほどの多さです。

人よりも猫が多く暮らす国、それがマルタなのです!

マルタに観光する理由が猫に会うためという人もいるくらい世界中から猫愛好家が訪れるマルタが猫大国になった経緯や出会えるスポットなどを紹介していきます。

この記事を監修している編集者

藤井 浩久

「布団の中からマルタ」編集長。学生の頃、マルタ長期留学を経験。以前までマルタで暮らしており、現在は、留学サポートや365日マルタの情報を確認。今後は観光本の出版、マルタで永住権取得&会社設立予定。

目次

マルタ共和国に猫が多いのはなんで?

なぜ、多くの猫が島国のマルタで暮らしているのかを調べると遥か昔にたどり着きます。

なんで猫が多いの?

古代エジプト王朝がこの島に猫を持ち込んだのが起源のようです。

その時代から猫は魔除けがあると信じられていて、最初はペットとしてというわけではなく、ネズミから畑の作物を守ったり、ネズミ駆除として船上で猫を飼う習慣や毒蛇を退治してくれる猫は古代エジプトの人たちに重宝されていました。

その猫が停泊中に逃げたり、船上で増えすぎた猫を船員が陸に放したりすることによって、マルタに繁殖したと言われています。ロシアの美術館では害虫から作品を守るために猫を住まわしている所もあるくらいなのです。マルタ人もネズミ取りをしてくれる猫を重宝し、疫病が流行った時代には大切な役割を果たしました。

19〜20世紀になると、イギリスからペット用として様々な品種の猫がマルタへ持ち込まれ、一般家庭でも飼育されるようになりました。

猫は国民から愛されて過ごしている

今でも島の漁師は猫を大切にしているため売れ残りの魚を猫に与えたり、人によっては取れたての魚を与える人すらいます。

さらに一般家庭であっても家の前にキャットフードや水を置き、ボランティアが運営する猫の保護施設もあるなど、猫の幸せそうな寝顔がレストランでも街中でも見れるなんとも幸せな気持ちになれる国でいかに島の人々に愛されているかがわかります。

人々から愛されているので、どの猫も美しく、猫好きでなくとも思わず写真を撮ってしまいたくなる愛おしさがあります..!

マルタ猫は2つの呼び方がある

現地の人々はマルタ猫のことをゴゾとコミノの2種類に分類しています。

主に”黒”の毛並み

GOZO(ゴゾ)

主に”白”の毛並み

COMINO(コミノ)

茶色の猫もコミノと呼んでいたので黒い猫はゴゾ!と覚えておくと良いでしょう。

これは現地人から学ぶことが出来ましたが、マルタ本島の他に2つの島があるためわかりやすく言い分けたと教えてくれました。

そのため、日本では猫を街で見かけると猫~(CAT)と呼びますがマルタではGOZO~やCOMIZO~と声をかけているのが特徴的でした。

マルタ猫の特徴

マルタ猫には主に2種類の特徴があります。街中で見かけた猫がどちらのタイプか自分で見極めることが出来れば、引っかかれてしまうなどのトラブルに遭う可能性が減るので事前に知っておくと良いでしょう。

性格1:警戒心が強く、人間慣れしていない

路地裏や草原などで暮らしているの野良猫など普段、あまり人間に接する機会がない猫はこのタイプである可能性が高く、観光地が限られているため多くの野良猫がこちらの性格であるでしょう。警戒心が強くて臆病な猫がたくさんいます。無理に近づいて行ったり、触ろうと近寄ってしまうとびっくりしてしまうので遠くから食べ物で釣ったり、遠目から写真を撮る程度ならば問題ないです。

性格2:人間慣れしている

バレッタやマルシャシュロックなどの観光地に生息している野良猫や留学施設のそばにいる猫は人懐っこく自分から寄ってきます。これまでの留学生や観光客が猫に餌を与えている経験があるため、警戒心が弱いです。自分の足に頭をスリスリして来たり、ご飯をくれにゃー🐾と言わんばかりに鳴いて来ますので近くに寄って触っても問題はありません。

猫と触れ合えるおすすめの観光スポット

上述した性格2の猫と触れ合えるおすすめのスポットは以下のような場所になります。

1.アッパーバラッカガーデン

17世紀半ばにイタリア出身の騎士団員たちのために造られた広場でしたが、1824年に公共の公園として一般に開放されました。現在では、公園内は噴水を中心に色鮮やかな花や緑であふれ、たくさんのベンチも設置されており市民たちの憩いの場となっています。

野良猫が住むのに適している木々などの環境や付近が海であることで食料を自分で調達したり、自分が訪れた時には昼の時間に近くに住んでいる住人の方がエサを与えていたのでこの辺りに住みついているようです。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

共有してマルタの魅力を伝えよう
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次