マルタには多くの祭りがありますが
マルタ島全土で大きく開催されるのが



Malta Carnival
マルタ カーニバル
いつどこで開催され、どのような祭りなのか。
実際に行ったからこそわかる注意点などを詳しく紹介していきます。
開催される場所はどこ?
小規模なイベントは近くの町や村でも開催されていますが、メインとなる カーニバルの大きなイベントは
バレッタとナドゥールの2か所で行われます。
2つの場所の以下のようになっています。
①マルタ島 バレッタ
カーニバル委員会が主催している会場で、
文化や歴史を知りたい方向けのエリア。
これから詳しく紹介するのはバレッタのカーニバルについてなので詳しくは後に紹介します。
②ゴゾ島 ナドゥール
ゴゾ島のナドゥールという小さな村で開催されるイベントは、カーニバル委員会が主催するものではなく、
主に若者向けのエリア。
派手にドレスアップして、特に道徳や基準にあまり関心を持たない若者が集まるようです。実際に行ったことがないので本当のところはわかりませんが
「渋谷のハロウィン」が一番近いイメージ。
一部の人々の間で最も悪名高いお祝い事と考えられ、近年人気が高まっているようでバレッタのカーニバルほど盛大なものではなく、若者は通りで大規模なカーニバルパーティーのためにナドゥールの村に集まります。
いつ開催されるの?
2020年は
2月21日~2月25日
2月~3月上旬の間
と言われています。
期間は5日間ほどです。
しかし、これまでの日程と今後を調べると
上の表を見てわかるように同じ日ではなく、
2018年は2月上旬から始まり、2020年は2月下旬で終わります。
これは、悪天候による延期や諸事情によって変更されることもあるので事前に確認をすることを怠らないようにする必要です。
カーニバルが持つ意味とは?
マルタのカーニバルは、宗教的なカレンダーの重要なイベントであり、
この期間中の断食は比較的広く行われていますが、カーニバル期間の5日間は断食の祝日として考えられます。
- ブラジル リオカーニバル
- メキシコ 死者の日
- アメリカ ニューオーリンズ マルディグラ など
世界中の有名なカーニバルと同様に、マルタカーニバルにも独自の雰囲気があります。
色と音の美しい音色だけでなく、カーニバルは風刺とグロテスクを祝います。
これがイベントの精神となっています。
マルタカーニバルの歴史
マルタのカーニバルは英国の支配下でも行われ、6世紀から今に至るまで伝統を長年、伝承してきました。
その間、今ではカーニバルの伝統の一部となったさまざまなイベントや大会を開発しました。
1535年に聖ヨハネ騎士団が誕生したことで重要性が高まりましたが、当時のお祝いは主にスリーシティズの1つ「ビルグ」で行われ、参加した騎士による野外劇、ゲーム、スキルの展示が行われました。
当時でさえ、カーニバルは「贅沢」を意味し、騎士は大規模な宴会や仮面舞踏会を開催し、時には酒に酔った乱闘の場面をテーマにしました。
現在では、地元の人々に大人気のイベントで外国人からの評判も高まっています。
カーニバル期間中は、誰でも衣装を着て、顔をマスクで覆い、楽しむことができます。
イベント内容
期間中はいたるところで様々なイベントが行われています。
マルタ舞踊



マルタ舞踊は小さな子供たちがメインとなる行事のようで衣装の手入れやメイクなどはパーカーを着たチームの大人が行っており、親から子へと伝わっている伝統を目にすることが出来ました。バレッタのメイン通りに何チームもの団体が列となり、踊りを披露しながら前進していく形の競技です。



他のチームの衣装はこのようになっており、それぞれ全く印象の異なるコスチュームを身にまとっています。
グロテスクな衣装を争う競技



マルタの伝統的な踊りを披露しながら、ストリートを前進しながら披露します。この方々はグロテスクな要素をドクロの模様を入れるなどしていました。進まなければならずに忙しい中、写真を撮ってもいいかと伝えると快く承諾してくれるような優しい方々でした。
グロテスクなマスクの山車



カーニバルを通る風刺的な静脈を表現しています。段ボールと張り子で作られ、明るい色で塗られたこれらの巨大な山車は、しばしばコミカルなシーンや政治風刺を描いています。「ルパン三世」や「カールじいさんと空飛ぶ家」なども目にすることが出来ました。
地元の人々のグループのカーニバルに対する情熱と献身によって製作され、準備に数ヶ月もの時間がかかり、カーニバルの最も目を引く象徴的な存在です。
DJブース搭載山車



グロテスクな模様だけでなく、カーニバルには、ダンスグループ、演劇プロダクション、バンド、ストリートマジシャンなどの組織的なエンターテイメントがたくさんあります。それらの山車はこのような文化的な模様になっています。
ベストコスチュームを争う競技



それぞれが様々なコスチュームを身につけ、賞を争います。手の込んだ衣装が多く、町の中にいるのではなく、おとぎ話の世界にでもいるような感覚になることです。
主なお祝いと活動は、自由広場にあるマルタの首都バレッタで行われます。
賞品は、最高の衣装、芸術舞踊、グロテスクな仮面、山車のそれぞれに対して授与されます。



会場付近の広場には物が売られていたり、子供用の電車に体験できるアトラクションやおもちゃ釣りなどでも楽しめます。
カーニバルの流れ
- パラタダンス
- 歌と踊りのマルタ舞踊
- 山車のパレード
カーニバルは通常、1565年にマルタがトルコ人を征服したことを称えて、
古くからの伝統に忠実な軽快な剣の踊り(パラタダンス)から始まります。
次に、歌と踊りのマルタ舞踊、山車のパレードです。
夜の部もある!



山車がライトアップされ、行進したり
- 深夜のパーティー
- 仮面舞踏会
- グロテスクな仮面舞踏会
- ドレスコンテスト
- マーチングバンド
などが開催されるので、夜には違った楽しみ方ができます。
カーニバルの体験談
伝統ケーキが食べられる!



Prinjolata(プリニョラータ)と呼ばれるカーニバルの祝祭のために特別に作られる伝統的なケーキを食べることが出来ます。
別名、カーニバルケーキとも呼ばれます。
アーモンド、卵、ナッツ、フルーツなどで作られ、チェリーで飾られたチョコレートとメレンゲでコーティングをしているので、とにかく甘いです。
この期間しか食べる機会がないような貴重なケーキなので試してみてください!
子供の成長の場を見れてほっこりした!



毎年、地元の子ども達もカーニバルに参加しており、クリスマスのように、小さい頃から楽しみのイベントなんです。
子どもたちは仮装してパレードに参加し、友達と遊びながら、競技会に参加して、祭りの伝統について学びます。
現代では携帯電話やネットワークが普及している中で外に出て、友達と遊ぶ場は重要であり、子供が子供になれる時間を過ごせるカーニバルの素晴らしい点です。
より楽しむための注意事項
①ホテルは早めに予約する
カーニバル期間中は多くの訪問者が訪れるため、
宿泊施設の需要が高く、価格が高騰したり、ホテルが埋まっているため遠くしか泊まれないなども考えられます。移動を最小限にして楽に過ごしたい方は早めの予約しておくことをおすすめします。
②バスは終点ではなく、近場で降りる



これは終点のバレッタ バスターミナルから約700m離れた道路です。地元の人や衣装を運ぶための車で大混雑するのでバスが進むことも困難です。少し、歩いても料金は変わらないですし、歩いたことで知らなかったイベントに参加できたなどもあるので時間を無駄にしないためにも付近で降車すると有意義な時間を過ごせます。
③事前に当日の天候を確認する



先ほども説明したように山車は段ボールや新聞紙で作られているので、このような劣化が生じている可能性もあり、雨の日ではすぐに壊れてしまうので途中で中止になるなども十分に考えられます。マルタの気候的に、雨の日は少ないですが確認をしておきましょう。
④急な演出に注意する



パレードの最中にチームの演出によってこのように何かを噴き出したり、シャボン玉を出すなどをすることがあります。
あるチームからは写真の右上部に写るように細かく切った紙吹雪が発射されていました。



紙だけではあんまり、被害はないのでは?と思うでしょうが
- アイスクリームを食べていた所に被弾した
- コーヒーのカップの中に入った など
これらの被害に遭う可能性もあります。パレード中は気を抜かずに目を離さないようにしましょう。
最後に
マルタカーニバルに行くと
さまざまな模様の山車や衣装を目にすることができます。
どれも同じものはなく、目のやり場に困るほど見どころがたくさんです!
是非、2月にマルタにいる場合はカーニバルに参加してみてください。
こちらからは以上です。
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