マルタにはたくさんの美味しい料理がありますが東京23区よりも小さい広さでどのように
多くの農作物を育てているのか疑問に思う方もいるでしょう。
そこでマルタ共和国が抱えている問題点や特産品などあまり紹介されないマルタの農業に関して紹介していきます。
どれくらいの土地が農業に使えるの?



農業は土地があればどこでも出来るわけでありません。農地へと外部から人工的に水を供給して、
水路を作り田畑に必要な水路を作ったりする必要があるのです。
当然のことながら、建物や道路があるため、
日本では1つの畑の大きさは1000平方メートルが平均と言われているため、
10平方キロメートル÷1000平方メートル =100個
この面積の中で農作物を育てているのです。
農業の国内総生産は〇%?
少ない面積の中で農業を行わなければなけないかわかったところで実際、どれくらいの農作物が国内で生産出来ているのでしょうか。
マルタ全体の国内生産の中で
農業部門は約3%しか占めていないのです。
それもそのはず、1999年に農業に従事した労働者はマルタ人口のわずか5%でした。
2018年度はどう変わった?
マルタ農業を大きく変えた出来事がありました。
それは、2004年 欧州連合加盟です。
ここから農業が大幅に変えられていきました。
具体的には次のようなことを行いました。
国家農業政策2018-2028を定めた
2018年から2028年の10年間で農業を発展させていこうとする政策です。
農業に関わる政府機関、民間部門の代表者、農家に明確なビジョンを与えることで同じ未来を創造して活動したい考えがあります。
政策には4つのポリシーがあります。
- 品質に焦点を当て、多様化を促進することにより、アクティブな農家と家畜飼育者の競争力を高める
- 費用対効果の高い農業ビジネス部門を創設することにより、若い農民の参入を促進
- 地域の気候条件に適応することにより、農業活動の持続可能性を促進
- 農地が農業目的および関連する活動のために本物の農家によって管理されていることを徹底する
現在、進行中であるもののこれからマルタの農業はさらに良くなっていくことでしょう。
マルタの特産品
ジャガイモ



ヨーロッパでは栄養価が高いことから
「大地のリンゴ」と呼ばれており、
初めてジャガイモに接したスペイン人がトリュフと勘違いしたという逸話があるほどです。
ジャガイモは春植えと秋植えがあり、1年に2度の収穫期がきます。
そのため、38,000トンの総農業生産量のうち32,000トンが生産され
全体の85%をじゃがいもが占めています。
じゃがいもはマルタ語でPatataとなります。
トマト



イタリアでは「黄金のリンゴ」、フランスやイギリスでは「愛のリンゴ」と呼ばれ、古くからヨーロッパでは値打ちの高い作物をリンゴと呼ぶ習慣があるんです。
マルタではピザやパスタはもちろんのこと、
肉や魚に限らず、多くの料理に盛り付けされています。
トマトはマルタ語でTadamとなります。
レストランでは英語の表記のメニューなのでマルタ語を覚えていなくてもなんら問題はありません!
最後に
限られた土地の中で、政府や農家の努力によって支えられている
マルタの農業は政策や技術の向上によってさらに伸びていくことでしょう。
観光している中でたまたま田んぼを見つけた時にはマルタの中でも少ない貴重な場所ですので是非、写真に収めてみてはどうでしょうか。
こちらからは以上です。
今、求められる英語能力



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