- ウサギの肉って食べられる?
- どんな味がするの?
- 健康にいいの?
日本では、馴染みのない食材ですが、主にフランスやスペイン、マルタのレストランなどヨーロッパ地方でウサギ肉は食べられています。
ウサギ肉にはどんな味がして特徴があるのかを紹介していきます。
ウサギ肉の特徴
ウサギ肉は高たんぱく低脂肪でありながら、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、カリウム、リンなどが多く含まれています。
ビタミンB6やビタミンB12は疲労回復やストレスによるイライラや精神を落ち着かせる効果があり、レバーやマグロなどに多く含まれている成分です。
ビタミンB12 はこれまで体に何も害がないと言われていた成分でしたが、取りすぎもよくないことが判明しています。美味しいからと言って食べ過ぎるのは控えましょう。(1日3食ウサギ料理などの食生活です。)
マルタのスーパーでは、ウサギ肉がの棚に並んでいます。普通日本ではスーパーに陳列される食材ではないため、とっても新鮮な感じがしました。
ウサギ肉(100g)の栄養素
カロリー | 146kal | カリウム | 400 mg |
脂質 | 6 g | ナトリウム | 35 mg |
飽和脂肪酸 | 1.9 g | コレステロール | 63 mg |
多価不飽和脂肪酸 | 1.3 g | タンパク質 | 21 g |
一価不飽和脂肪酸 | 1.3 g | 水溶性食物繊維 | 0 g |
炭水化物 | 0 g | 不溶性食物繊維 | 0 g |
どんな味?
一般的に、ウサギ肉は鶏肉のような味わいや食感として知られています。
しかし、調理方法によって、食感は変わり、シチューで食べた際は牛肉のような食感でした。事前に調べた情報によると多少の臭みがあると書いてありましたが、実際は、調理過程で臭みを消しているのかほとんどなので気にならないほどでした。
うさぎの形をしているわけではないため、見た目が食べづらいこともなく、肉を食べている感覚でとても食べやすいです。
何でウサギ肉は馴染みがないの?
昔は、山にいるウサギを捕獲して食べていたなんて話もありますが今ではそんなことをしている人は聞きません。鶏肉や牛肉、豚肉は常日頃、日本人の食卓に並ぶような食材ですが、うさぎ肉はあまり聞かないのはなぜでしょうか。
考えられる理由として以下のような点です。
- 食用としてではなく、ペットとして見るようになったから
- 単純に数が少なくなってきたから
- 一匹から取れる肉の量が少ないから希少価値が上がった
- 繊細でストレスを感じると死んでしまうから食用にするのが難しい
- 他の動物の肉の方が安く、流通しても買う人が少ないから
うさぎの死んでしまう理由の1位がストレスによるものです。
ずっとゲージの中に入れられていたり、構わずに放っておいてしまうと寂しさからストレスを感じてしまいます。
逆に、手間暇かけて飼育しても飼育コストや肉の量から値段が上がってしまうのです。
自宅で味わえる人気のウサギ肉
日本のレストランでウサギ肉を取り扱あっている店もありますが、基本的に値段は高いです。
スーパーで売られているわけではないので専門店以外は購入できませんがネットで簡単に手にすることができます。照り焼きや西京漬けなどにも合うので和風料理も自宅で作れます。
リーズナブルな価格で楽しめる1人分
一度にたくさんは食べれないという方にはおすすめです。400gなので料理方法も多岐に渡り、初めての人でも扱いやすい大きさ。もともと、ウサギの発祥の地であるスペインにはウサギが多数存在しており、料理方法や保存方法など古くからの知恵があると言われています。
ご家族や大人数で楽しむ方におすすめです!一度に多く購入してしまい、冷凍保存にする方も多く、長い間楽しむことが可能となります。
ウサギ肉のおすすめ料理方法
パスタ
ウサギは鶏肉とよく似た味や歯ごたえのためパスタとして提供している店が多いです。
要するに鶏肉で美味しい食べ方であれば、同じように味わえます。
クリーム系の味やトマトを使ったミートソースは特におすすめです!
カレーやシチュー
ウサギ肉は煮込んでシチューなどにしても相性抜群。
トマト煮込み、ワイン煮込みで料理されることが多いです。
フランスパンやバケットと一緒に食べるのがヨーロッパでは一般的。
ハンバーガー
パンやレタス、トマト、玉ねぎと一緒にウサギ肉を挟んでハンバーガーとしても食べても美味しいです。レストランでゆっくりする時間はないけど、一度は食べてみたいという方におすすめです。
最後に
ウサギを食べるなんて信じられない
こんな気持ちを持っている方もいるでしょう。
自分自身、ウサギ料理をマルタ共和国で食べた経験がありますが、正直この記事を書いていてかわいそうだな..と思ってしまう自分もいました。
価値観が人それぞれにあるように、世界には様々な食文化があり、日本で食べられている牛や豚を食べない地域もあります。 正しく知り、相手の文化を理解して受け入れる姿勢が必要です。ウサギ肉に限らず、米や魚、肉やお菓子などすべての食べ物は生命であり私たちの身体はその犠牲で成り立っています。食べられる環境と食材に感謝して美味しく残さずに食すことが最大の敬意だと感じます。
こちらからは以上です。
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