国際結婚の立会人をする!
人生でこんな経験が出来る人は数少ないと思います。
幸せなことにマルタで仲良くさせていただいた、ギニア人の男性と日本人の女性が結婚することになり、新郎新婦のどちらとも交友関係であった僕が立会人(保証人)をすることになりました。
- 1日の流れは?
- どんな服装で行けばいいのか
- 必要なものは何か
ギニア人と結婚する方が多くいるわけではありませんが、あなたが生涯を共にするパートナーに選んだ素敵な方と過ごす大切な日を問題なく過ごすために、1日の流れもよく分からない不安があったので将来、ギニアの方と結婚する日本人に向けてギニア大使館で行われた結婚式の流れを紹介していきます。
そもそも、何で大使館で行うのか
そもそも、大使館って何をする場所なのかよくわからない人も多いかと思います。
外交のある国に在外公館とよばれる自国の大使館が置かれています。そこには大使がいて、外交使節の最上位の階級の方を指します。特命全権大使は,外交使節団の長として外交交渉や自国民の保護その他の任にあたる。このほか,特別使節団の長,国際会議や国際機関に派遣される使節の代表にも,大使の称号が与えられる。
簡単に言うとその国の政府の出張所です。
日本でも婚姻届けを役所に提出するのと同じでギニア政府にも提出する必要があるということです。
ギニア大使館の場所
渋谷や代官山、神泉など最も近い最寄り駅になっていますが徒歩で行くと10~15分ほどかかります。
少しわかりずらい場所にあり、大使館ですが外見は一軒家のような建物となっています。
渋谷駅から歩いて向かいましたが900mほどなのでおよそ10分で到着しました。
大使館は英語でEmbassy(エンバシ―)です。
結婚式の流れ
式と言っても披露宴や挙式のようなものではありません。婚姻届けの受理式と言った方が近い表現かと思います。
式の開始時間30分前には大使館に入っているように伝えられます。
夫婦・家庭とはどうあるべきかなど。(理解できない所は質問できる)
この流れを残り2カップルでも行います。
この日は大使の予定もあり、3組のカップルが同時に行う異例の式となりましたが1組であっても同じような流れで行われます。
その後、別室に夫妻は呼ばれ、諸手続きを行い、保証人は身分証明書の提示をしてコピーを取ります。
その後、終了となり、記念写真撮影会となりました。
結婚式の所要時間
式は2時から始まると伝えられていましたが、業務が忙しいのか2時40分から始めました。
❷から⓭の流れは1時間ほどで終わり、およそ、2時間ですべてが終わりました。
英語が出来なくても大丈夫?
ギニアは大使は英語とフランス語を話しますが、秘書の方が日本語で解説してくれます。
なので、英語やフランス語が理解できなくても問題はありませんでした。
ギニア式の素敵な風習
ギニア大使はこのように言っていました。
あなた(婦人)に1万を差し上げるのはギニア人が日本で頑張って働けばこのお金でも結婚できるという象徴です。これは旦那さんの愛の証です。買い物など何に使うもよし、一生の記念に取っておくのもよし、ただこれは旦那からの1万円であるので自分のためになることにしてください。
とても素敵な考えがそこにはありました。
立会人(保証人)が必要な持ち物
立会人は印鑑が必要です!
紙にサインをする際にハンコを押すので印鑑がないと結婚が承認されない!なんてことも起こり得るので注意が必要です。
当日の服装
大使はスーツを着用していましたし、自分も蝶ネクタイの黒スーツでキメて行きましたが
服装はみんなラフです!
新郎でジーパンにTシャツの方もいましたし私服の人の方が多かったです。なのでかっちりとした服装でも普段着でもどちらでも問題はありません。時間がなかったのか式の前に観光をしてお土産を持っている方もいたのでその辺はルーズです。
おそらく、大事なのは服装ではなく、相手を愛する気持ちであるという表れだと感じました。
その他出席して知ったこと
付き人が動画を回している
しっかりと式を行いましたという証拠を残すために動画を撮影している思われます。
動画や写真の撮影は許可されますが厳正な式なのでシャッター音などの物音は立てないようにすべきです。
トイレは1階にあり男女兼用
トイレは1つしかなかったのですがとても綺麗でした。
大使館に入る前に事前に済ませておくことが無難です。
最後に
立会人としての仕事は
- 式の最後に夫妻と一緒にサイン、ハンコを押す。
- 身分証明書の提示
この2つがメインとなります。とても、貴重な体験で結婚とは素晴らしいことだと再確認しました。
2人が健康で末永く幸せであると共にこの経験が将来、ギニアの方と結婚される日本人のためになることを祈っています。
こちらからは以上です。
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