人生を豊かにするとはいったい何を基準にしているのか。
- 欲しいものをすべて手にする
- 名誉や名声
- 周りの人間に恵まれる
修道院の教えはこれらすべてが異なります。
自分の内なる精神(気持ち)を豊かにすることで人生も豊かにする考えを持っています。
マルタには多くの修道院があり、その教えがマルタ騎士団の根底の考え方です。
あなたが、より良い人生となるような修道院の5つの教えを紹介します。
マルタ修道院の教え
1. 同じ日など1日もないと知る
毎日、電車に乗って通勤して会社に勤めて、疲れて帰り、いつの間にか寝てしまって次の日を迎える。こんな繰り返しでつまらない生活だ!と感じる人もいるでしょう。ふと周りを見渡してご覧なさい。天気やあなたの体調、電車に乗っている人々、会社の業務内容、睡眠時間そのすべてが同じことなど決してありません。
考えること・挑戦することを辞めてしまうと感情を持たないロボットと同じです。人間には感情があります。だから、今日の今という時を大切にしなさい。
2. 世の中に当たり前はないのです
なぜ、毎日電車に乗ることが出来るのですか?なぜ、お正月に福袋を買うことが出来るのですか?なぜ、ご飯を食べることが出来るのですか?それは、朝から晩まで電車を動かしてくれる運転手、ゆっくり過ごしたい正月に働いてくれる店員、雨の日も風の日も炎天下の日も作物を育ててくれる農家がいるからです。
大きな台風が来ると電車は止まりますし、がいるから買い物ができます。
すべての人が自分のやりたいことをやると世の中は回らなくなる。
そんな、人たちに感謝をすること。
- 今日も電車に乗せてくれてありがとう。
- 買い物をさせてくれてありがとう。
- 今日も美味しい食べ物をありがとう。
思いが変われば、態度が変わり、発する言葉も大きく変わります。
そんな人たちを心に余裕がある人と呼びます。
3. 動作に思いを込めなさい
お皿をテーブルに並べる。床を掃除する。シスターにパンを配る。どれも単純な作業で誰でも出来ることです。ただ、並べる。ただ、掃除する。ただ、配る。これではあなたは時間を無駄に過ごしています。相手の幸せを願って行うのです。それで相手が幸せに感じるかはわかりませんが自分の心が充実していくのです。
思いは動作に出てしまうもので、
しょうがないと思いながらやる人と
喜ぶ顔が見たい!と思って掃除する人では
圧倒的に仕上がり方が違います。会計の時、適当にお金を出していませんか?名刺を渡す時、相手の顔をしっかりと見ていますか?
4. 時間を使うことは命を使うこと
命には限りがあります。どんなに優秀な人、偉大な人でも一般人でもそれは同じことです。誰もが知っていることですがこれを意識して生きている人がどれほどいるでしょうか。最期を迎える時にこれ以上ない、幸せな人生であったと思える毎日を過ごしなさい。
お金を稼ぐ行為は自分の命を削って得たものです。
誰のために使っていますか?有意義な使い方ですか?
5. 幸せはいつも自分が決めなさい
あなたは今、幸せですか?という問いに対して様々な答えがあっていいのです。花火を見て美しいと思う人がいれば、儚いと感じる人がいる。感情は人それぞれなのです。他人に感情を左右されるのではなく、自分で考えて、幸せを追い求める行動をしなさい。
ぶれない強さ、ぶれない自分を持つ人とは人間として成熟している人です。
親が考える幸せのレールと自分の考える幸せに生きる道は違います。どちらの道に行くにしてもそれは常に自分の決断です。
あなたは誰のために生きていますか?
最後に
自分自身に日々、問いかけること。
これは忘れずに行動を続ける秘訣となります。
自分に余裕がないと人に優しくすることなんて出来ないので内なる精神を自分の力で豊かにしてください。
いずれ、人生も豊かになっていきます。
こちらからは以上です。
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