人よりも猫が多く住む国!
それがマルタなんです!!
2016年旅行会社HISによるSNS調査で「行ってみたい!世界の猫スポットランキング」で
マルタ共和国が堂々の第一位を獲得しています。
世界中から猫愛好家が訪れるマルタが猫大国になった経緯や出会えるスポットなどを紹介していきます。
猫は人口の2倍!
マルタで暮らしていると
大いに納得できるほどのネコ遭遇率。日本での遭遇率とは比にならないほどの多さです。
それもそのはず、マルタには猫が約70万匹もいるんです!
マルタが猫の島になった歴史
なぜ、多くの猫が島国のマルタで暮らしているのかを調べると遥か昔にたどり着きます。
最初はペットとしてというわけではなく、ネズミから畑の作物を守ったり、ネズミ駆除として船上で猫を飼う習慣や毒蛇を退治してくれる猫は古代エジプトの人たちに重宝されていました。
その猫が停泊中に逃げたり、船上で増えすぎた猫を船員が陸に放したりすることによって、マルタに繁殖したと言われています。
ロシアの美術館では害虫から作品を守るために猫を住まわしている所もあるくらいなのです。
マルタ人もネズミ取りをしてくれる猫を重宝し、疫病が流行った時代には大切な役割を果たしました。
19〜20世紀になると、イギリスからペット用として様々な品種の猫がマルタへ持ち込まれ、一般家庭でも飼育されるようになりました。
マルタは猫を愛する国
今でも島の漁師は猫を大切にしているため売れ残りの魚を猫に与えたり、人によっては取れたての魚を与える人すらいます。
さらに一般家庭であっても家の前にキャットフードや水を置き、ボランティアが運営する猫の保護施設もあるなど、
猫の幸せそうな寝顔がレストランでも街中でも見れるなんとも幸せな気持ちになれる国でいかに島の人々に愛されているかがわかります。
愛されているがため、
どの猫も美しく、猫好きでなくとも思わず写真を撮ってしまいたくなる愛おしさがあります…
ため息が出るほどで何枚写真に収めたことか…
猫は2種類に分類される






現地の人々はマルタ猫のことをゴゾとコミノの2種類に分類しています。
主に黒の毛並み ➡” GOZO ”「 ゴ ゾ 」
主に白の毛並み ➡”COMINO”「コミノ」
茶色の猫もコミノと呼んでいたので黒い猫はゴゾ!と覚えておくと良いでしょう。
マルタ人はGOZO~またはCOMINO~と呼び
Cat~とは呼びません。
これは現地人から学ぶことが出来ましたが
マルタ本島の他に2つの島があるためわかりやすく言い分けたと教えてくれました。
猫に出会えるスポット
1.ロウワーバラッカガーデン
おすすめ度 ★★★☆☆
観光地の1つとなっていますが閑静な住宅街の中にあり、猫が住むのに適している木々などの環境や付近が海であることで食料を自分で調達したり、自分が訪れた時には昼の時間に近くに住んでいる住人の方がエサを与えていたのでこの辺りに住みついているようです。
2.バレッタの大通りに続く小道
おすすめ度 ★★☆☆☆
マルタで一番と言っても過言ではない、バレッタの大通りですが首都だけあり、多くの人も住んでいます。
そのため、観光客の通行量が多い場所ではなく、裏路地に入ると遭遇できる可能性があります。
この付近に住んでいる猫は人からエサを与えられているため、人間に慣れているので多少近くに人が来ても動じることもないほどです。
多くの頻度で遭遇出来るというよりはエサの時間になると戻ってくるという形に感じました。
3.Pembroke地方
おすすめ度 ★★★★★
自分がこの地方に住んでいたこともあり、数多くの遭遇体験があります。
理由として、少し歩くと観光地となるビーチがいくつかあり、海から食料を調達することも出来るとともに住み家となる木々が多く生い茂っています。
そのため、繁殖期の気性が荒い時期にも人間に邪魔されることなく繁殖することが出来ます。また、この地方には語学学校があり、海外からの生徒たちが食料を与え、可愛がるため多くの猫が住みついています。野生では珍しい猫の交尾や夜泣きなどいろんなことを体験することが出来ました。繁華街のパーチヤビルから徒歩5~10分ほどの距離でアクセスも良好です!
最後に
正直、自分が猫好きではないのでマルタに行くまでは
猫が多いことなど知りませんでしたが
行ったらびっくりするくらいどこでも出会えます。
意識していなかったからかもしれないけど猫に遭遇しない日はないほどです。
猫は賢い動物なのでエサをくれる家や場所に住みつき同じ時間に現れては
エサをくれと言わんばかりに鳴いて要求してきます。
なので猫に会うために!!!!マルタを訪れる方は
現地人がエサを与える公園やスーパーの近くに行くと高確率で出会うことができると思います。
現地の人たちはスーパーで猫のためにエサとなるツナ缶をわざわざ購入して猫に与えています。
また、レストランで店員が猫にエサを与えている店が
決まった場所で毎日のようにあげているので猫は何度も足を運び、食料を得ています。
こちらからは以上です。